
高圧ガス製造保安責任者「丙種化学(液化石油ガス)責任者」「丙種化学(特別試験科目)責任者」とは
今回は、高圧ガス製造責任者の丙種化学(液化石油ガス)責任者と丙種化学(特別試験科目)責任者について紹介します。具体的な用途と試験の難易度、合格率などを解説するのでぜひ参考にしてください。
■丙種化学(液化石油ガス)責任者とは
丙種化学(液化石油ガス)責任者は、LPガススタンドなどLPガス製造事業所で保安業務を行う人が取得する資格です。
丙種化学(液化石油ガス)責任者の資格を取得しているなら、LPガスの保安主任または保安員に選任されると施設規模は制限されることはありません。
また、保安技術管理者に選任する場合には、ガスの処理能力が1日あたり100万m3未満のLPガスの事業所に限り選任が可能です。それ以上になると甲種化学責任者か甲種機械責任者の資格を必要とします。
丙種化学(液化石油ガス)責任者の合格率
丙種化学(液化石油ガス)責任者の合格率は、受験者数3,300人に対して合格者913人で『27.7%』です。
すべての高圧ガス資格の中でも試験内容も並くらいのレベルと位置付けされていますが合格率が一番低くなっています。
丙種化学(液化石油ガス)責任者の資格取得方法
丙種化学(液化石油ガス)責任者の資格取得方法は2つあります。
1.国家試験で合格:毎年11月に実施される国家試験で3科目すべてを合格する方法。
2.講習・検定二科目+国家資格一科目:1月と6月に実施される講習(3日間)を受講。さらに2月と7月に実施される学識・保安管理技術の検定試験に合格。11月に実施される国家試験で法令だけ合格。
上記の3つをクリアすると晴れて資格取得になります。
以上から2つのルートから丙種化学(液化石油ガス)責任者になれるのです。
丙種化学(液化石油ガス)責任者の難易度
丙種化学(液化石油ガス)責任者の試験では、「法令」「保安管理技術」「学識」の択一式です。
試験内容は以下の範囲になります。
法令(20問:60分)
高圧ガス法に係る法令
保安管理技術(20問:90分)
液化石油ガスの製造に必要な通常の保安管理の技術
学識(20問:120分)
液化石油ガスの製造に必要な通常の応用化学および基礎的な機械工学
すべて択一式のマーク問題のため比較的に難易度は高くはありません。学識での状態方程式などの計算問題がでることもあるので方程式の暗記や解き方を覚える必要があります。
■丙種化学(特別試験科目)責任者とは
丙種化学(特別試験科目)責任者は、高圧ガス製造保安責任者のうちの一つです。石油コンビナート等製造事業所、充填事業所、天然ガススタンドなどで保安業務を行う人が取得する資格になります。
保安業務は、保安係員、移動監視者、取扱主任者、容器検査主任者の保安係員のみしか選任されません。
丙種化学(特別試験科目)責任者の合格率
2020年度の丙種化学(特別試験科目)責任者の合格率は、受験者数3,400人に対して合格者1,320人で『38.8%』です。
丙種化学(特別試験科目)責任者の資格取得方法
丙種化学(特別試験科目)責任者の資格取得方法は2つあります。
1.国家試験で合格:毎年11月に実施される国家試験で3科目すべてを合格する方法。
2.講習・検定二科目+国家資格一科目:1月と6月に実施される講習(3日間)を受講。
2月と7月に実施される学識・保安管理技術の検定試験に合格。さらに、11月に実施される国家試験で法令だけ合格。
上記の3つをクリアすると晴れて資格取得になります。
以上から2つのルートから丙種化学(特別試験科目)責任者になれるのです。
丙種化学(特別試験科目)責任者の難易度
丙種化学(特別試験科目)責任者の試験では、「法令」「保安管理技術」「学識」の択一式です。
先ほど説明したルート1での合格率は、約20%とかなり合格率が下がり難しい道とされています。
もう一つの講習を受け、検定試験のルートであれば、検定を合格した時点で最後の試験は合格率約90%とのため受験をするならこちらのルートがオススメです。
■まとめ
今回は、高圧ガス製造責任者の丙種化学(液化石油ガス)責任者と丙種化学(特別試験科目)責任者について紹介しました。
丙種化学は、高圧ガスの中でも合格しやすい資格と言われていますが、試験内容には過去問以外からの範囲から出題されたなど苦戦しやすい年もあります。
そのため、過去問だけでなくテキストの活用が合格の近道です。
油断せずにしっかりと勉強して試験に向けて準備をしましょう。